こんにちは、えつみんです。
会社員でも確定申告をすれば、税金が戻ってくることがあるよ❗️ でも何を申告すればいいの❓
国はいろいろな控除のタネをまいていますが、土中で見えないことが多いです。確定申告の水やりをして芽を出させ、多くの実(還付金)を収穫しましょう。
会社員の皆さんに多く当てはまる項目や、あまり知られていない項目も説明します。
>>まず、多くの皆さんに当てはまるものから、
①生命保険料控除、地震保険料控除
多くの方が毎年支払いをしている、生命保険、医療保険、介護保険、個人年金保険、そして地震保険の掛け金が、控除の対象になります。
②医療費控除
年間の医療費が10万円を超えた分が控除されます。10万円を少し超えただけだと、手間のわりに戻ってくる額が少ないので考えどころですが。そんなときは、セルフメディケーション税制を活用する手も。これは12,000円以上の対象医薬品を購入すれば、控除対象になります。ただし医療費控除とは併用できません。
③ふるさと納税(寄附金控除)
ふるさと納税をしている方は、総額から2000円を引いた金額が戻ってきますので、とてもお得です(※1)。でも所得によって使える上限が決まっていますので、要注意。
※1 所得税から戻るのは約1割(税率10%の場合)、残り9割は翌年の住民税から引かれ安くなります。
ツボ1️⃣ 生命保険、地震保険は年末調整で
生命保険料控除や地震保険料控除は、年末調整のとき証明書を会社へ提出すれば、手続き完了です。その場合確定申告は不要ですが、もし年末調整時に出し忘れたときや、証明書が遅く届いたときなどは、確定申告でリカバーできます。
ツボ2⃣ 医療費領収書は、家族全員分集めよう
医療費控除は、本人だけでなく、配偶者や扶養家族の医療費・薬代も合算できます。また別居の両親でも、生計を一にしていれば(多少でも生活費を出していれば)OK。全員の領収書を集めて10万円を超えていないか計算しましょう。
>>次に、やっている方は効果が大きいので、必ず申告したいものは、
④iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoに入っている場合は、掛金の全額が控除対象になりますので、確定申告しましょう。「小規模企業共済等掛金控除」の項目で申告します。
⑤住宅ローン控除
住宅ローンを借りて、マイホームの新築や増改築をしたとき、年末の住宅ローン残高を基準に減税されます。
>>該当者は少ないと思いますが、次のような項目も、
⑥雑損控除
地震、台風などの自然災害や、盗難などの被害に遭った場合、災害関連支出−保険金額が5万円を超えると控除できます。
⑦株式の配当(NISA以外)
株をやっている人は、配当金から20%強の税金があらかじめ引かれています。配当控除によって、これを多く取り戻すことができます。NISAは元々配当金は非課税なので対象外。
⑧株式の譲渡損失(NISA以外)
NISA以外で、株式などの売買で譲渡損失が出たときは、損益通算ができ確定申告によって税金が戻ります。損益通算とは、損失をその年の利子や配当所得などと相殺できる制度です。
>>最後に、サラリーマンの方でも、給与所得以外の所得がある人は、
⑨公的年金控除
定年退職後、会社から企業年金を受け取っている方や、国の国民年金・厚生年金を受け取っている方は、公的年金控除があります。所得によっては、確定申告することで税金が戻ってくることがあります。
⑩不動産所得
マンションなどを人に貸していて、収入から経費を引いた額がマイナスになる場合、税金が戻ってきます。
まとめ
確定申告で税金を取り戻すために、まずはどんな控除項目があるか知っておきましょう。さまざまな内容があり、該当する方、しない方がいると思いますが、該当した場合は忘れずに申告をしましょう。それぞれの詳細とツボについては、改めて掲載していきます。
(参考)過去の記事