こんにちは、えつみんです。
先日、大阪あべのハルカス美術館で開催している、超絶技巧展へ行ってきました。
明治の作家と現代作家の超絶技巧作品が、一堂に会し共演しています。これはどうやって作っているの?人間業とは思えない!という作品ばかりで見ごたえ十分です。作品の一部は写真撮影OKとなっています。
それでは、私が気に入った作品をご紹介します。
お気に入り作品
1.ペーパークラフトのBCLラジオ
小坂学氏の作品。1972年製ソニーのBCLラジオをケント紙で再現。寸法や細部の凹凸も忠実に作り込んであり、ずっと眺めていても飽きません。色はついていませんが萌えます。これは持ち帰って飾りたい。写真が撮れなかったのが残念です。
このほか、腕時計やシューズのペーパークラフトもあり、これまた精巧に再現してありビックリです。
2.金工の龍「円相」
鉄鍛金家、本郷真也氏の作品。
2頭の龍が宙を舞っています。鉄と金でできたウロコや関節のパーツを一つづつ繋げてあるので、自在に形を変えることができます。黒光りしている龍は迫力があります。
3.木彫の月下美人「月光」
大竹亮峯(りょうほう)氏の作品。
この鹿角でできた月下美人、後ろの水差しに水を入れると、なんと閉じていた花がゆっくりと咲いてくるのです!水分が抜けてくると今度は花が閉じる。摩訶不思議な作品。
4.漆工のモノリス「Artifact03」
池田晃将(てるまさ)氏の作品。
70cmほどの高さの漆黒の柱がキラキラ輝いています。よく見ると、表面にとても小さな螺鈿の文字がたくさん貼ってあり、見る角度によって様々な色に光って見えます。近未来的な作品。2001年宇宙の旅のモノリスを彷彿とさせます。これも写真が撮れなかったのが残念。
他にも、野球のグローブ、スルメ、無花果などの静物の木彫ですが、リアルで本物と見分けがつきません。
その他、細密切り絵、刺繍、陶磁、七宝、ガラス細工など、幅広い作品が展示してあります。
まとめ
明治の超絶技巧作家は、誰も真似ができないと言われてきましたが、現代作家も負けていません。気の遠くなるような細密作業を、長い時間をかけて作り出された作品は、見る人の心に何かを訴えかけてきます。人間ワザとは思えない実物を、ぜひご覧になってください。全部で120点ほど展示されており見応えがあります。開催は2023年9月3日まで。
案内チラシ
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https://www.aham.jp/exhibition/future/tyouzetugikou2023/images/pdf_ad_tyouzetugikou2023.pdf