前回、パソコン起動時の警告画面が出るお話をしましたが、今回はその続編です。結論から言いますと、マザーボードを交換することで無事に復旧しました。以下、経過を詳しくお話します。
〈事前準備〉
①日程調整
パソコンメーカー日本HPのサポートへ、現地修理の手配をお願いすると、別メーカーの日立システムズから連絡あり。修理サービスを他社に委託しているとのこと。ユーザーにパソコンを3時間ほど空けてもらえる日を確認し日時を決定。
②パーツを事前配送
交換パーツが3日前に現地に届く。
③データのバックアップ(リモートにて)
万一に備えて、前日の晩にパソコンのデータバックアップをとりました。修理パソコンを、同じ事務所にある他のパソコンとLANで共有し、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャーなど、必要ファイルをコピーしました。中でもOutlookのファイルが、20GB以上に膨らんでいたのと、昔のユーザデータが残っており、これに時間がかかりました。3時間ほどかけて完了!
〈当日作業〉
④パソコンの設定確認
念のため、前回私が行ったBiosとチップセットが最新版かどうか、確認してもらいました。
⑤マザーボードの交換
交換前に二つ聞かれました。
「ビットロッカーなどのHDD暗号化ソフトはオフにしてください」→私「使用していません」
「マザーボード交換すると、パソコンのmacアドレスが変わってしまいますが大丈夫ですか?」→私「はい大丈夫です
ということで、マザーボードの交換作業を開始
⑥動作確認
約1時間後に交換作業と動作確認が終わり、連絡がありました。警告画面は出なくなったそうです。
⑦ユーザーによる確認
ユーザーに見てもらいました。何かパスワードを入力する画面が出ているとのこと。Microsoft Officeの認証画面でした。マザーボード交換すると、再認証を求められるようです。ネット経由で認証を行い、無事に使えるようになりました。これで復旧!!
〈後作業〉
⑧バックアップデータの消去
2〜3週間様子を見て問題なければ、後日バックアップしたデータを消去します。
まとめ
今回の現象は、警告画面が出たあとWindowsは立ち上がり業務影響がなかったため、時間的余裕と心の余裕がありました。遠隔地からでもリモートで作業ができ、コロナ禍の中、現地へ出張しなくて済みました。ハード保守サービスに入っていて、よかったと実感します。