こんにちは、えつみんです。
しばらく諸事情によりお休みしていましたが、また少しずつブログを再開します。
今回は「スマホアプリはなぜ無料?」という本の書評です。
サブタイトルは「10代からのマーケティング入門」という本を読みました。著者は1984年生まれの松本健太郎さんです。
この本は、14歳の世渡り術シリーズの一冊。文字通り、14歳、つまり中学二年の生徒がこれらから世の中へ出て生きていく上で必要な知識を学べる本です。
内容は、ビジネス、マーケティング、行動経済学など幅広く、大人が読んでも十分役に立つ情報が満載。大人の私でも目から鱗がいっぱい落ちました!
世の中にある「無料」ビジネスがなぜ成立するのか。知恵によって悪い人から搾取されないようにするためにはどうすべきかなどがわかりやすく書かれています。
難しい漢字にはルビがついており、わかりやすい言葉で書かれています。
目次は以下の通り。
(第1章)どうしてスマホアプリは無料で使えるの?
(第2章)価値って何?
(第3章)市場って何?
(第4章)マーケティングって何?
(第5章) 14歳でもデジタルを使えば価値を作れる
(第6章) つい課金をしちゃうのは行動経済学のせい
冒頭に、次のように語りかけているのが印象的でした。
『世の中の仕組みを知らないと、大人のいいように丸め込まれて、損をして一生を過ごします。搾取されて養分になる人生を過ごします。そうならないように、世の中が動いている仕組みを知りましょう。そして行動しましょう。』
わたしもブログでたびたびお話ししていますが、お金に関する国の制度はたくさんあるのに、知らないばかりに損をしていることがあまりに多いのです。
お金については学校ではほとんど教えてくれません。若い頃にお金の流れや世の中のしくみを知っておけば、著者が言われるように一生搾取されない人生を送れるようになると思います。
作者は、14歳の時の自分にこの本を読ませたい!という想いで筆を取られたとのこと。わかりやすさと読みやすさを工夫されています。
まとめ
小中学生のころから、お金のことやビジネスの仕組みを勉強することは、その人の将来にとってとても有益だと考えます。
ところが日本の学校や家では、お金の話はほとんど出てきません。投資や将来の年金など大事なことなのに、知らないまま大人になるのはとても不幸です。
この本にはマーケティングの知識もつまっており、大人のビジネスマンが読んでも役立つこと請け合いです。