こんにちは、えつみんです。
5年ほど前から、私のご先祖のことに興味を持ち、家系図を作成しています。私の父方のご先祖は、江戸時代後期に生きた七世の祖まで遡ることができました。
家系図を作るだけでなく、ご先祖様の痕跡も知りたいと思い、町史を調べたり、昔の写真を探したりしています。
私の祖父(明治28年生まれ)は、若い頃大工をしていましたが、陸軍の工兵としてシベリアへ出征し、極寒の中、川に橋をかけていた、という話を父から聞かされていました。
今回ゴールデンウイークに、祖父の軍歴を調べてみようと思い立ち、実家の県庁へ出かけました。陸軍の軍歴を調べてもらいましたが、結果は、残念ながら出てきませんでした。
日中戦争以後、太平洋戦争までの記録は残っていることが多いのですが、それ以前の記録は残っていないとのこと。祖父が行ったシベリア出兵は大正時代のことです。
軍歴を調べる時のツボを書いておきます。
ツボ1️⃣ 陸軍と海軍では保管場所が違う
陸軍の軍歴記録は、終戦時(昭和20年8月15日)に本籍があった都道府県庁にありますが、海軍の場合は、厚生労働省に保管されています。
ツボ2️⃣ 誰が軍歴照会できるのか
3親等以内の親族であれば請求可能らしいです。ただし本人が死亡か存命で条件が違うのと、自治体によっても異なるため、出かける前に問い合わせましょう。
ツボ3️⃣ 申請には何が必要か
対象になるご先祖の氏名・生年月日、本籍地、申請者との関係がわかる、戸籍謄本や除籍謄本が必要です。あとは本人の身分証明書(写真入りの運転免許証など)があれは、調べてもらえます。
軍歴は、満州事変が始まった1931年(昭和6年)から太平洋戦争終戦の1945年(昭和20年)の間に、陸海軍に入隊していた旧軍人の記録が残されているそうです。
それ以前の、日清戦争(1894年)、日露戦争(1904年)、シベリア出兵(1918年)などの記録は、ほぼ残っていないということがわかりました。
今後の予定
①念のため厚生労働省へ海軍の軍歴も紹介しようと思います。
②祖父は軍隊手帳を持っていましたが、だいぶ前に地元の郷土歴史館に寄付したらしいので、今度実家へ帰った時に聞いてみようと思います。
まとめ
軍歴証明書が取れることは、つい最近知りました。私の父もその兄弟もすでに亡くなり、昔のことを知っている人がだんだんいなくなります。父母や親せきの方がご存命の間に、ご先祖様の話を聞いておくことをお勧めします。