サラリーマン雑学@えつみん

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IP-PBXとIP電話を導入しました

こんにちは、えつみんです。会社の引越しはようやく8割完了しました。

新しい社屋では、lP-PBX※1とIP電話約60台を導入し、早速使い始めました。

 

※1 PBX(Private Branch Exchange)は「電話交換機」のこと。外線と内線、あるいは内線同士の接続ができる機械。IPは「Internet Protocol」の略で、インターネット通信=LANを介する方式

 

これまで、電話線(モジュラーケーブル)を使った従来型PBXを利用していましたが、今回は電話線の代わりに、LANケーブルを使ってIP電話をつなぎます。

モジュラーケーブルの場合、PBXから電話機まで長距離配線する必要があり、工事が大変でした。LANケーブルの場合、既に配線があれば利用できますし、HUBで延長しやすく施工が楽です。

IP-PBXとは?

 

《使ってみての感想》

ツボ1️⃣ 通話品質は良好

IP電話はインターネット回線を利用するため、従来の電話より通話品質が落ちると聞いていましたが、実際通話してみると、従来とほとんど差はなく問題ありませんでした。

 

ツボ2️⃣ 携帯電話の内線化は便利

携帯電話(またはスマホ)を使って、外出先で内線電話が利用できます。電話代がかからないのが大きなメリットです。

例えば、営業が外回りしているとき、外から内線で会社に電話ができます。また、会社にかかってきた電話を、外の営業に転送することもできます。さらに、携帯から会社の電話番号で、顧客とやりとりができます。

 

ツボ3️⃣ 電話機のレイアウト変更が楽

座席が変わって電話のレイアウトを変更するときは、新しい場所のLANポートに電話機をつなぎかえるだけ。電話機の設定変更は不要です。

 

【IP-PBXのメリットは】

①インターネット回線のため従来型PBXより通話料が安い

②レイアウトを変更しても内線番号を変えなくてよい(電話機を持っていくだけ)

③FMC※2サービスやスマホアプリの利用により携帯電話やスマホを内線端末として利用できる

④電話番号の管理や各種設定の変更がWebでできる

⑤各拠点はインターネットでつながるため、拠点ごとにPBXを設置しなくてよい

※2 FMC(Fixed and Mobile Convergence)とは「固定通信と移動体通信の融合」のこと。 社内の内線電話として携帯電話を連携して使うサービス

 

まとめ

今回新社屋では、コスト面や、運用面のメリットを考えてIP-PBXを導入しました。導入前は、従来型PBXと、IP-PBX、クラウドPBX(社内に交換機を置かない電話サービス)を比較検討しました。最近よく宣伝されているクラウドPBXは、意外とランニングコストがかかり、6〜7年でIP-PBXを超えてしまうので選択しませんでした。ただ小規模オフィスで移転が多いケースでは、クラウドPBXも選択肢かと思います。