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親の介護が始まるきっかけは? 要介護認定の取り方を知っていますか?

こんにちは、えつみんです。

多くの方は、親の介護という道を避けては通れないのではないのでしょうか。とはいっても、その時が来てみないと、なにをどう進めていいのか、わからないことが多いでしょう。

私と妻は、数年前に妻の母親の介護を体験し、今私の母の介護に直面しています。

その時の体験をもとに、これは知っておいたほうがいいと思われることをお話します。

 

ツボ1️⃣  介護が始まるきっかけは骨折が多い

後期高齢者になると、ちょっとしたことで転びやすく、特に女性は転んだ拍子にすぐに骨折してしまいます。治りはとても遅く、後遺症が残りやすいので、その後介護が必要になります。

妻の母は、自宅で尻餅をついて背骨を圧迫骨折したことがきっかけでした。私の母も、最近自宅で尻餅をついて大腿骨頸部を骨折し、人工関節の手術をしたことがきっかけです。

二人とも夫に先立たれて以来、普通に一人で生活していました。しかし骨折→入院→手術→リハビリ→退院となっても後遺症が残り、今まで通りの生活ができなくなりました。

 

ツボ2️⃣  まずは要介護認定を取りましょう

親の介護は、まず要介護認定の申請を市町村窓口に出すことから始まります。認定までは1ヶ月ほどかかりますので、骨折で入院したときにはすぐに申請しましょう。

・市区町村か地域包括支援センターの窓口に申請
・要介護認定の認定調査を受ける
・要介護認定の結果が通知される

という流れです。介護の必要度に応じて、要支援1,2、要介護1〜5まであります。

 

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要介護・要支援の認定がないと介護保険サービスが使えません。親が元気なうちに、お住まいの地域包括支援センターに相談に行けば、手続きや、介護のことを詳しく教えていただけます。

要介護認定の詳しい流れや、注意点は最後に記します。

 

まとめ

高齢者の一人暮らしの中では、いつ何が起きるかわかりません。

認知症などで、症状が徐々に進行する場合は、準備する時間がそれなりにありますが、ケガとなると、何もかもが突然やってきますので、本人も周りの家族もパニックになりがちです。

その時に備え、事前に介護のことを知っておくこと、親が住んでいる地域包括支援センターに予め相談しておくこと、をおすすめします。

 

《要介護認定の流れ》

①介護認定を市町村窓口に申請

申請は、本人や家族からだけでなく、地域包括支援センターや、居宅介護支援事業者、介護保険施設に代行してもらうこともできます。病院に入院している場合は、病院のソーシャルワーカーから自治体の窓口や地域包括支援センターに連絡し、手続きを進めることもできます。

②訪問調査

市町村の職員や、居宅介護支援事業者の介護支援専門員が家庭等を訪問し、心身の状態などについて聞き取ります。入院中は病院で行うこともあります。今回私の母の場合は、コロナで面会禁止でしたので、病院内でリモート面接をしていただきました。通常は、本人だけでなく家族も立ち会っての面接になります。

家族から普段の様子を伝えたほうが、高い要介護度を取りやすいです。もし親の前では言いにくいことがあれば、そのことを伝えておくと、親とは別に話を聞いてもらえます。

③医師の意見書を提出

所定の用紙があるので、病院に記入を依頼します。

④介護認定審査会

保健・医療・福祉の専門員5人程度で構成される審査会が開かれます。
要介護認定の判定は、コンピューターによる「一次判定」と、専門員による「二次判定」の2段階で行われます。介護や日常生活の支援をどのくらい必要とするか検討し、要支援1,2、要介護1〜5まで、もしくは非該当を判定します。要支援より要介護、数字は大きいほど介護の必要性が高くなり、介護保険が使える範囲が広く、使える金額が多くなります。

⑤結果通知

申請してから、原則30日以内に結果が通知されます。ここからやっと介護保険が使えるようになります。

 

 

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