こんにちは、えつみんです。
毎年年末が近づくと、確定申告の準備を始めます。私は40代後半から、確定申告によって毎年、6万円~15万円ほど所得税の還付を受けています。住民税を含めるとさらに多く戻っています。
当初は医療費控除から始まり、寄附金控除(ふるさと納税)、株の配当金控除や譲渡損失控除、iDeCoの拠出金控除、不動産所得控除など、だんだんと控除内容が増え、ノウハウもたまってきました。
確定申告書は書くのが難しい、税理士に頼む必要があるのでは、と思われる方が多いかもしれませんが、実は慣れれば個人でも簡単にできます。国税庁の確定申告書等作成コーナーから、入力と電子申告ができ、税務署に行かなくてもいいのです。昔と比べればものすごくハードルが下がりました。
前置きが長くなりましたが、今回は電子申告e-Taxのメリットとデメリットについてお話します。
《メリット》
①自宅にいながら申告できる
②ケアレスミスが無くなる
③添付書類の提出を省略できる
④還付が早い
《デメリット》
⑤事前の準備が必要(マイナンバーカードまたはID・パスワード申請)
⑥パソコン、ネットに不慣れだと少し難しい
(解説です)
②ケアレスミスがなくせる
確定申告書等作成コーナーでは、源泉徴収票に従って簡単に入力ができます。入力ミスや不十分な項目があれば指摘をしてくれます。自分で計算して紙の申告書に記載するのに比べれば、ミスはほとんどなくなります。
③添付書類の提出省略
源泉徴収票、生命保険料控除の証明書、医療費の領収証、株式の特定口座年間取引報告書、配当金の支払い通知書など、提出不要です。ただし5年間は保管義務があります。
④還付が早い
e-Taxで提出された還付申告の場合、3週間程度で還付金が振り込まれます。確定申告期間は2月16日から始まりますが、e-Taxは1月4日から可能ですので、早めに出して、早く税金を取り戻しましょう。
結論
会社員の皆様も、確定申告(還付申告)によって税金を取り戻すことができます。電子申告e-Taxによって、より簡単に確定申告書を作成、提出することができますので、今までやっていなかった方も、控除できるものがあればチャレンジしてみましょう。税金を安くする制度があるのに、自ら申告をしない限り取り戻すことはできません。
(参考)前回記事
(参考)2020年度税制改正について
会社員で年収が850万円以下の方は、2020年分の確定申告から、基礎控除が38万円から48万円と10万円増えましたが、給与所得控除が10万円下がったため、プラスマイナスゼロです。年収850万円超える方は、給与所得控除額がもっと減るため増税になります。
一方、個人事業主やフリーランスの方は、青色申告の特別控除額が10万円引き下げられ55万円となりました。これがe-Taxで申告すれば65万円のままとなり、同時に基礎控除が10万円増となりましたので合わせると減税になります。
会社員でも、副業をして青色申告を選択されている方はe-Taxのほうが有利です。