こんにちは、えつみんです。
久しぶりに確定申告シリーズです。今回はふるさと納税について。
個人で寄付を行ったときに、確定申告によって税金が戻るしくみが「寄付金控除」です。「ふるさと納税」はその一つです。
最近は、返礼品競争が過熱していますが、地方自治体へ寄付すると、その3割以内の返礼品がもらえます。最近は災害地域に対して、復興につかってもらう寄付もあります。
<結論>
「ふるさと納税」は、寄付した金額のうち、2000円だけが自己負担分で、残りは所得税と住民税から戻ってきます。さらに特産品などの返礼品があり、「一粒で二度おいしい」制度です。
ふるさと納税のメリットを挙げると、
メリット① 好きな特産品を選んでもらえる
その地方特産のお米や魚、野菜、お菓子などの品をもらえます。かなり選択肢が多いので悩みますが、私は毎年、お米の詰め合わせセットや、鰻のかば焼きをよく頼んでいます。
メリット② 所得税と住民税が安くなる
年収600万円で配偶者と16歳以上19歳未満のお子さん1人がいる方で、上限目安※の6万円を寄付した場合(所得税率10%として)、
・所得税から、5,800円が還付されます。
・住民税から、5万2,200円が引かれます(翌年分に支払う住民税から)
住民税が安くなる効果がかなり大きいことがわかります。ただし所得税より戻ってくる時期が遅いです。
メリット③ 税金の使い道を自ら指定できる
私たちが納めた税金の使われ方は、普通わからないのですが、「寄付」をすることで、税金の用途を自分で決められることになります。
例えば、自然災害の被災地に6万円寄付すれば、税金から5万8千円が個人に戻ってきますが、この金額は、国と地方自治体が、寄付した方に代わって被災地に使っていることとなり、いわば、個人が税金の使い道を指定したことになります。
<まとめ>
ふるさと納税は、所得が大きい人ほど寄付金上限額が大きく、少し不公平ですが、税金を減らす効果が高く、かなりお得なしくみなので、ぜひ活用しましょう。
※所得金額や家族構成によって、ふるさと納税できる上限額が決まっているので、ふるさと納税のポータルサイトなどで確認しましょう。